内省

信頼できる人たちに恵まれて、はじめて自分自身でいられる

信頼を置ける人たちがいてくれるということのありがたさを痛感する。はるか昔の漠然とした不安感・孤独感・雑踏の中で自分の居場所が見いだせないという苦しい状態から、少しずつではあるものの脱却しつつあり、それに伴って視界がクリアになっていくのを感じ…

自然とわき出た言葉の、その言葉遣いをじっくりかえりみてやりたい

この間はじめたディベートで、「モーション(お題)のワーディングを分析する」ことの効用を実感しはじめている。言葉遣いをしっかり分析することで、(相手を上回るための)スタンスを決めることができる、スタンスを実現するようなモデルを設定する、モデルの…

長らく懸案であった教習所の申し込みを今日ようやくすませた。うまくやれば一応裸眼でも免許が取れる程度の視力だったようだ。なるべく裸眼で資格を取っておいて、実際上は矯正して運転したい。種別はマニュアル。 1週間ほど前から『カラマーゾフの兄弟』を…

新学期到来。卒業ゼミのために予習をするも、すぐにすべてを忘れ去っていることに気がつき、復習にうつる。読んでみると、無理にわかったことにして進めていた箇所も、ああそんなことか、と頭に入ってくる。必死になってすべてを書こうとせず、ある程度まで…

もう少しだけありのままを書きたい

サークルの合宿前夜、この時刻に至ってなお眠れないから、いっそ開き直ってパソコンを立ち上げブログでも更新することにする。こういうときに限って余計なことを考えてしまう。それも合宿に関わることではなく、院試のことやら、卒業ゼミのことやら、今度行…

「読書感想文」なんかよう書かんわ

『斜陽』を読んだ。この前は確か『善の研究』を読んだと書いた記憶があるが、それからいままでの間に何も読んでいなかったわけではない。いろいろ読みあさってはいたのだが、ぼくは作品*1そのものを「正しく」読解、比較ないしは検討し、それについて自分な…

きみはなぜ

本日は終戦記念日である。この2日間で、何度胃に鉛を感じ、脚が棒になり、重力加速度が倍加したか知れない。あらゆるものから解放されたいまはもっと勉強をしたいという気持ちがある。しかし、先のことはまだ何もわからない。もう2週間すれば虚無の世界に生…

「共依存」を脱いでゆく

きっかけがあって、ある人にぼくがこれまで高校を中退してからどういう道をたどってきたのかを話した。何度もしているはずなのだけれども、いまだに上手にできない。正確には、なぜ中退に至ったかを言葉にするのがなかなか難しい。「ある女の子と付き合って…

共感していればそれで満足なのか

必ずしもイージーではないが、決して「高尚」なものではなく、ただ単にそれが父のキャラクターに適した、また実際に積み重ねてきて習慣になった生活様式であるというだけのことだ(という趣旨のことを父はいう)。 善の方へむかって歩み続けなければならない -…

ぼくは共依存ではなかったのかも知れない

ぼくと父との対話の断片。もっと話していたのだけれども、忘れてしまった。 「共依存的傾向は残念ながら恥じるべき精神性なんかもしれん。うまくすれば役に立つ共感する力かもわからんけど」 「そもそも共依存ってどういうもんやったかな」 ぼくは父が失念し…

善の方へむかって歩み続けなければならない

やはりぼくが生きていくためには、いまはやりの、「無理せず現在あるいは未来において生きやすいように生きればいいのだよ」、という指針では不十分だ。一見時代遅れであるようだが、ぼくには「善」という概念が必要だ。 ぼくの父の人生は、「常に善なる方向…

お前が拒んでるんやで

結局、ぼくの方こそ心を開けきることができんかったというだけのことなんやろな。 サークルに入って、あるいは卒業ゼミに参加して、あるいは院試ゼミなるものに顔を出したりして、人間関係の幅がぐっと広がってからしばらく経つ。無目的の集まりではないので…

正当に評価されたいわけのひとつ

北朝鮮の対外情勢が緊張を増す一方、モランボン楽団がまた新曲を発表したようでNK-POPファンとして世間をはばかりながらよろこんでいる。これまで音楽中心で見てきたが、政治方面の知識もある程度は持っておいたほうがよいような気がしているので、銀行口座…

現在の人と物事に身をゆだねる

このごろは当時を思い返すにつけて、どれだけの苦難を味わったかよりも、むしろあの頃の自分がどういう哲学で動いていたのかということに意識をクリアに向けられるようになってきている。自省に伴う痛みが薄れ、自分になすすべがなかったと確認する作業にも…

「できないこと」は「劣っていること」とはもう全然ちがうねん

自分自身を鼓舞する意図も込めて、お試しで書いてみる。 数学をやっていると、自分の無力さを思い知らされる場面にしばしば出くわす。数学の本を読んでいて、腑に落ちない。取り組んでいる問題がどうしても解けない。講義を聴いてもいまいちわかったという実…

自己紹介の時季である。はじめこそいかに簡潔さと誠実さとが手をつなぐ点を見いだそうとしたが、どこをどう切り取ればよいのか判然としない。そしてやはりいまの自分の力ではどうしても無理が生じると悟ってからは、不自然でない範囲で自分の情報をなるべく…

数学者?? やるかいそんなもん!!

ぼくはいま酒をのんでいる。「浦霞」という、近所のコンビニの冷蔵庫*1で売られている日本酒の中で最も高い価格帯のもののひとつである。それを飲み干したら、春限定の「のどごし生」をあけるつもりだ。その酒の勢いに任せて以下のことを書く。いささか感情…

心の騒いだ読書月間

2月はいつになく読書に凝った月だった。これまたいつになく作りはじめた読書カードによると、今月は少なくとも8冊を読んだということになる。いっぺんにこれだけ本を読んだことは、これまでの人生を振り返ってもない。 一方で、「日蝕」の長文エントリに象徴…

観念的女性恐怖症を克服する

(内向性を存分に発揮した、人によってはしんどいかもしれない内容です) 長年心の中にあったわだかまりが氷解したように感じられたので、それについて記録しておきたい。とはいえ、そもそも「氷解」の感覚に対してぼくは全幅の信頼を置いてはいない。「わかっ…

読書妄想文――「日蝕」(平野啓一郎)を読んで (後編)

(前編をうけて続く) 興奮冷めやらぬままに書き連ねたら長くなったので、前後編と分け、少し日を置いて投稿しようかとも考えたが、もったいぶるほどのものでもないと思い直して、ここで上げてしまうことにする。 読書妄想文――「日蝕」(平野啓一郎)を読んで (…

PCはぼくの救世主でもあった

PCを断ってから10日余になる。経過はまずまず。それにしてもこうして距離を置いていると、これまでの人生のいくつかの局面において、ぼくはPCとインターネットに助けられたことがあったのを思い出す。 前のエントリにおいて、PCをやめた理由を「進路と健康に…

本当の優秀を前にして圧倒され苦しむ器用貧乏さんへ

器用貧乏という言葉がある。あるいはジェネラリスト、オールラウンダーともいう。能力的にバランスがとれていて、あらゆる分野において及第点からものによっては85点や90点くらいのパフォーマンスをこなせる人間が「なぜか」「不遇にも」能力を最大限活かす…

数学的優越感レースを棄権したい

scribbling.hatenablog.com こちらのエントリに応援コメントをいただきました。ありがとうございます*1。 自分よりも「圧倒的にできそう」な人が目の前に現れて、しかもなんか他人(特に「格下」)に興味なさげな雰囲気出してて、取っつきにくそうで、自分なん…

ぼくはぎりぎりを生きてきた若者だから

ぼくは自分自身を大いに愛されて育ってきたと判断している。そしてこの「無償かつ無条件の愛を注がれて育ってきた感」が時々しみ出しすぎて、offensiveになるきらいがあるという自覚がある。まあそういった個人的な悪い癖については都度修正をかけていくとい…

「自分が打ち込んでいることに対して、どのような取り組み方があるだろうか」というたわいない疑問がふと頭をよぎった。直ちに思いつく方向性はふたつ。ひとつはいわば「競争志向」で、他人と意地を張り合いながら勝った負けた、悔しい誇らしいを繰り返し、…

「一目置かれなくては集団になじめたことにならない」という思い込みについて

承認を所属感を得る手段として使い続けると、承認が得られなくなったら直ちに行き詰まるし、承認してくれる集団の中でしか生きていけなくなり、人間関係の豊かさに影響を及ぼしてしまう。ここに、「承認を所属感を得る手段として使い続ける」とは「その集団…

ぼくは保護する役目を引き受けることに一度失敗しているわけだけど

"保護する側"と"保護される側"が規定された関係というのは、かねてより多くの人を魅了し、同時に苦しめてもきました。ちまたでは美化されて文芸作品となったり、あるいはやれ毒だの不健全だの共依存だのと叫ばれたり、はたまた育児ブログに悲喜こもごもを綴…

「おもしろさ」や「魅力」を探し求めて息切れしてませんか

「あなたのことが好きですよ」 「あなたから独立していますよ」 この両者のバランスがとれている状態が、いかなる人間関係においても快適さに直結していると最近感じる。ともすると私は「おもしろさ」「魅力」といったものにとらわれて、勝手に息苦しくなっ…

自己実現の手段としての性風俗産業に対して思うこと

経済的な事情とは関係なしに、自己実現の手段として性風俗産業の世界に入るということ。ものすごいことだと思う。家族に裸を見せることすらためらう僕にとって、そんな風に自分のあられもない姿を全世界に向けて開くということは、少なくとも言い訳なしには…

店員にタメ口で話す人間や、新興宗教およびその信者を血眼で袋だたきにする様子に半ばあきれながら嘆息する。傍観者にすら息を継がせない猛獣の勢いで、ありったけの敵愾心と嫌悪感を振りかざすインターネットの住人たち。その過激な不寛容さには困惑する他…