人とつながるための勉強

動機としては不純かもしれないが、人との交流が勉強のモチベーションになっていた、ということをそう遠くない昔に書いた気がする。人とつながるための勉強、コミュニケーションの材料としての学問という視点は、学習行為の持続性を大いに高めてくれそうだということ。これを家庭教師や塾で勤めるときのヒントにしたい。勉強はそれ自体を高尚な目的(分野の発展に寄与・研究者)としたり、あるいは時間がかかる遠くの目標(自己実現・自己研鑽)を達成するための手段とするばかりでなく、身近な人間とのコミュニケーションのために"消費"することができるという可能性を伝えていきたいし、自分自身も深めるために模索したい。人が群れたいつながりたい生き物なのだとしたら、勉強をそういうことに利用してやると思ったほうが勉強の意味がわかりやすいし継続しやすそう。