失敗し、赦された

久しぶりに代数の発表をした。2問やって2問とも途中で詰まって大惨事になった。1度は先生に助けられ、1度は中断して解き直した。準備不足は自覚しているし、とにかく自業自得なのだが、それでもスリッパや生卵が飛んでくるということはなく、それどころかサポートまでしてもらった。やさしさに目が潤む。

 

ぼくはしくじった。

そしてゆるされた。

 

与えられたゆるしに感謝があふれるとともに、これに甘えてはならないという自戒の念が自然とわいてくる。次は必ずや周到に準備することを怠らないという決意も生まれる。

 

そういう風に人と人との間で思い思われ暮らす生き方が性に合っていたのだと思い出す日だった。

 

 

 

ただの失敗談を美化しすぎやろという考えていただいてもかまいません。