継続的努力のためにロールモデルを探せ

タイトルで話の99%が終わってしまった。続きは勉強関連にトピックを絞ってだらだら書いてます。

 

 

勉強に限らず、スキル向上を目指して物事を続けるにあたっては適切なロールモデルが意識されているとうまくいきやすい。フィクションかどうか、あるいは存命しているかどうかに関わらず、自分にとってすっと意識に入って記憶に残りやすいような形で摂取するように心がけるとよさそう*1

 

そこで結局話が勉強に戻ってくるのだけれど、このことは家庭教師・塾講師などをやる場合に気にとめておくといいポイントかもしれない。生徒から「先生はどのように勉強していましたか」と聞かれたときに、ぼくはすぐに勉強した記憶をたぐり寄せることができない。もちろん勉強していなかったわけではないのだが、何をどう勉強していたかと説明するには予め整理し言語化しておかないと言葉に詰まってしまう*2。考えてみると、教える側がこんな調子では「よっしゃ勉強したろ」という気持ちが起こりにくいのはまあ当たり前のことだと思う。

 

ただあまりにも用意周到にべらべらしゃべり出すと、今度はどうしても押しつけがましさが出てしまう。言葉に詰まらないように、という意図で用意したものが、聞き手にはかえってうっとうしく感じられてしまう。デートのひとり脳内予行練習をしすぎて、本番で蘊蓄垂れ流しマンとなってどん引きされてしまうようなものである……。

 

間をとって、ある程度演技で悩みながら答えるという形が理想だろう。事前に用意しておいて答えを思いつかないという事態を避けつつ、それをちょろちょろ速度を調節しながら出す。一気に出すのはよくない。一気に出すのはオタクの犯しがち失敗である。見る人によってはかわいげがあるが、いま考えている状況にフィットするかどうかはあやしい。

 

オタクは知識を無制限に披露するのではなく、小出しにして引き寄せろ。もっとほしいと思わせるのだ。やはり抑制のきいたオタクは最高やで。

 

得意分野で相手を張り倒すのではなく、うまく承認欲求を満たせ。

 

話がそれすぎてそれになった。

*1:問題はこのことを覚えていて実行に移すことなのだが

*2:ベテランにもなれば、遠い過去の自分をモデルとするまでもなく、教え子を思い出して答えればよいのかもしれないが、経験の少ない学生アルバイトなんかでは同じつまずき方をする人も多いのではないだろうか