かつて一度レールを外れたからといって、開き直って非現実的な道を非現実的な方向へ邁進し続けるわけにもいかない。進路を決するというのはどうも困難を伴う。まず選択肢を寄せ集めて机上に並べるという作業に骨が折れる。どこから手をつけたらよいのやら。院へ行くといって、その実決定を先延ばしにしているだけではないかという疑いもある。問題を解くのは、解けてみると案外楽しい。ある程度解けてまたある程度解けずに解説をみて理解に努めるというくらいの難易度が前進を感じて気持ちがよい。しかし研究ということになるとまた話はがらりと変わってくるのだろう。

 

自由を手放すことが恐ろしいのではない。宙ぶらりんはもう懲りた。そろそろ現実大陸に足をつけたいと思うが、それもやはりどこから手をつけたらよいのやら。人生はどうしてこんなに急ぎ足。