自分を騙る者から催促があったので投稿。催促されてそれに従っているようでは、どちらが"本物"か、議論の余地が残る。もっと頑強な自我を持たねばな。

 

最近はYouTubeメダルゲームで1枚から増やすシリーズを見るのにはまっている。小学生の頃に一時期自分もやっていた。そしてたいてい負けていた。地元のゲーセン、というよりもスーパーのゲームコーナーはしょぼかったので、メダル落とし数台とパチンコくらいしかなかった。メダル以外はクレーンでお菓子を落とすゲームとプリクラだけ。ちなみにそこで高校生のときに当時の彼女ととったプリクラがこないだまで大人のおもちゃ箱に入っていた。いま探してみたら見当たらなかった。プリクラはちょっとまずいの(女装とか)がときどきあるので、下手に見失うとあとでほかの誰かに見つけられたときに困る。困ると言っても「困ったな」「まあいいか」といえば終わる案件ではある。恥ずかしい出来事はだいたいそうなので、あまりムキになって頭をかんかんにしてはいけない。乗り越えられるか乗り越えられないかは気持ちの問題。恥は人生のスパイス。感情の波を感じ、それはすべての人類が体験したものと同型であることを思い出せ。みんないっしょ、同じ穴のムジナである。

 

閑話休題。昔はお金がないものだから、負けた後はしばしばみんなで筐体の払い出し口に置き去りにされたメダルを集めてまわっていた。そんなに稼げるわけではないが、自販機の返却口よりはずっとよい確率で回収できた。メダル落としゲームを台パンするのもかなり有効ではあるのだが、一度ムキになった友達のNくんが力加減を間違えて店内にアラームを響かせ、全力猛ダッシュ退店を余儀なくされてから誰もやらなくなった(良い子のみんなはやめようね)。それから大人がパンパンに詰まったバケツを2つ3つ景気よく並べているときに周りをうろちょろしていれば、まれにおすそわけをもらえることもあった。いずれにせよ負けた。ところでこのNくんには、デュエルマスターズで遊んでいたときに、罰ゲームで乳首を洗濯バサミやクリップではさまれた思い出がある。洗濯バサミはよかったが、クリップは痛くて半分キレていた。

 

ある時期からうちの校区の小学生は子供だけの来店は禁止になったという噂もあったが、真偽は不明である。結局親が買い物している間の暇つぶしという役割を期待されている以上、むやみに子どもを追い出すわけにもいかなかったのだろうと思う。隣のフードコートでクレープをたべながら作戦会議(目をつぶってコインを投入したらうまくいった、のようなオカルト・ジンクスの類)をして、コーナー内ではできる限り他人のふりをしていたら、店から声がかかることはなかった。