人とつながりたい

ああ、人や、人が必要なんや自分には。特に生身の人間とねっとりつながりたいんや。高校までは互いに知っている教師や毎日顔をつきあわせるクラスメイトがいた。足を動かさなくても、その場から少し手を伸ばせば人とのつながることができた。学校にいる間は授業50分と10分のインターバルによって平坦な時間にリズムをなし、生徒は受動的にそのリズムに乗りさえすればよかった。ところがいまはすべてが選択の自由にさらされている。授業に出るも切るもテスト一発勝負するも毎日選択し直さなければならない。いや、当たり前のように学校行けやって話なんやろけどな。考えた時点で、そのエネルギーを用いた時点で損をしてるわけなんやけどさ。何がそんなに気になるのかというと、きっと「学校行ったところで友達に会えるんかな」ということなんだろうなと思う。理学部のみなさまは学問に対してそらもう一生懸命やさけ、よそさんのことなんか関係ない~言わはるやろ。ちゃうねん、やっぱそれを通じて僕は人と会話しなくてはならんのです。いっそ、これが社会科でもかまわん。なんでサークル入らんかったんやろ。

 

人を渇望する。