2016-01-01から1年間の記事一覧

福岡さいっぺん来んとねいうけん

行ってきた。 山陽新幹線の車中より、福岡行きを思いつくままに振り返る。 テレビでみた博多駅前の陥没はすっかり修復されており、それと知らなければ何があったかわからないほどだった。もともと地下鉄だか地下街だかの延伸工事の最中だったらしいので、完…

ヨガの本質は「散漫」にあり

最近気まぐれにYouTubeの動画でお手軽ヨガを見よう見まねでやりはじめた。これがなかなか気持ちよく、手軽でよい気晴らしになってくれている。以前からときどきカジュアルにオーソドックスな瞑想をしていたのだけど、個人的にはヨガの方が合っていると感じる…

最近はもっと主体的に勉強しようと思って、マイペースにガロア理論をやっている。教科書ではすっきりしているように見えても、多分ここまですっきり整備するのにものすごい時間と労力とがかかってるんだろうなと想像する。あるいはフォン・ノイマンのようにも…

本当の優秀を前にして圧倒され苦しむ器用貧乏さんへ

器用貧乏という言葉がある。あるいはジェネラリスト、オールラウンダーともいう。能力的にバランスがとれていて、あらゆる分野において及第点からものによっては85点や90点くらいのパフォーマンスをこなせる人間が「なぜか」「不遇にも」能力を最大限活かす…

父が来たので久しぶりにどこかにでかけようということで、学校の近くにあるお気に入りのラーメン屋で昼食をとった後、学校の構内を案内し、ユネスコの世界遺産であるところの上賀茂神社に参拝した*1。上賀茂神社は小高い山の裾にあり、山との境目にある岩や…

数学的優越感レースを棄権したい

scribbling.hatenablog.com こちらのエントリに応援コメントをいただきました。ありがとうございます*1。 自分よりも「圧倒的にできそう」な人が目の前に現れて、しかもなんか他人(特に「格下」)に興味なさげな雰囲気出してて、取っつきにくそうで、自分なん…

「今日のよかったこと」習慣

前やっていたブログを眺めていたら、なにやらエントリごとに「今日のよかったこと」を3つあげるという習慣を実行していた。これはそれなりに効き目があったように記憶しているので、復活させてみてもいいかもしれない。 今日のよかったこと 体の拡大を楽しく…

Smiles of a Mother Who Has Been Through with Rape

I talked to a woman who had been raped before. I didn't ask any more special question than "Have you got a child?", which turned out to be a shocking story. She was raped by a guy whose friend she'd known, got pregnant and gave birth to th…

「きみが勉強する理由」は、たったそれだけでいいのかい?

学校で開催された就職説明会に参加してきた。もともとは「豪華食事」を目的にしてたんやけど、各企業の説明を聞くうちに、いまやっている勉強が案外先へつながっていくかもしれへんな~という可能性がほの見えた。企業での研究職というのは、徹底した成果主…

1日の締めくくりにふさわしい動画を見て、納得してから寝よう……と思っているうちに朝がきた。 思えば情緒の欠落した1日だった。バイトをこなして、少し勉強して、パソコンにかじりつくだけの平凡な時間を過ごした。いや、平凡は大抵そうで、それらを味わうた…

2016年訪れた街の総括

12月、すなわち1年を総括する時季がやってまいりました。たまには意識を内から外へ発散させようということで、今年訪れた場所を列挙し軽くコメントでも添えてみましょう。 ニュージーランド(北島) これはすばらしかった。特にロトルア(Rotorua)でのマウンテ…

人の内面を語るとき意識すること

人の思考、感情、思想、習慣、欲望、規範意識……そういうものがおもしろくてたまらない。結ばれずに消える言葉、表現の裏にある心にきちんとした骨を与え、肉付けをし、磨き上げるプロセスは無限の刺激と達成感とをもたらしてくれる。「相互理解への努力」と…

戦時中でも空襲があっても笑いあう日だってあった

友人に誘われるままに『この世界の片隅に』を見た。ぼくはこの映画を見て学部1年生のときに一般教養として受けた「民俗学1」の講義を思い出した。普段あまり映画を観ないが、よい機会なので拙いながらも感想を書いてみる。ネタバレはほとんどないと思うが、…

ぼくはぎりぎりを生きてきた若者だから

ぼくは自分自身を大いに愛されて育ってきたと判断している。そしてこの「無償かつ無条件の愛を注がれて育ってきた感」が時々しみ出しすぎて、offensiveになるきらいがあるという自覚がある。まあそういった個人的な悪い癖については都度修正をかけていくとい…

「自分が打ち込んでいることに対して、どのような取り組み方があるだろうか」というたわいない疑問がふと頭をよぎった。直ちに思いつく方向性はふたつ。ひとつはいわば「競争志向」で、他人と意地を張り合いながら勝った負けた、悔しい誇らしいを繰り返し、…

海外旅行の楽しみは地元のスーパーマーケット巡り

わたしにとっての海外旅行の楽しみはスーパー巡り。どの国のどの地域でも地元のスーパー巡りだけは外さない。 「スーパーなんて世界共通どこもおんなじ」ではない。わたしは中国、イギリス、ニュージーランドへ行ったことがあるのだが、いずれの国も日本のス…

サウナに入るともう気が狂うほど気持ちええんじゃ

サウナ、誘われて行ってみたのですが、なかなかいいものですね。前はスーパー銭湯に行ったときに気が向いたら入ってみて数分して適当にあつくなったら出て終わり……だったのですが、どうやら正しい入り方というものがあったようで、週に4回サウナに入るという…

反対方向の道を知ることは地図を広げるために役に立つ

saavedra.hatenablog.com どうなのでしょうね、実際のところ。「夢や願望を成就する」といった自己啓発本とはまるで逆方向の仏教の本が売れている。この現象を過去から現在にわたる社会のありかたの変化と照らし合わせて捉えようとすると、「夢や願望を一度…

「一目置かれなくては集団になじめたことにならない」という思い込みについて

承認を所属感を得る手段として使い続けると、承認が得られなくなったら直ちに行き詰まるし、承認してくれる集団の中でしか生きていけなくなり、人間関係の豊かさに影響を及ぼしてしまう。ここに、「承認を所属感を得る手段として使い続ける」とは「その集団…

ぼくは保護する役目を引き受けることに一度失敗しているわけだけど

"保護する側"と"保護される側"が規定された関係というのは、かねてより多くの人を魅了し、同時に苦しめてもきました。ちまたでは美化されて文芸作品となったり、あるいはやれ毒だの不健全だの共依存だのと叫ばれたり、はたまた育児ブログに悲喜こもごもを綴…

「処女信仰」は「処女厨」とはもう全然ちがうねん

処女信仰という言葉を、単なる潔癖症に過ぎないと軽んじていたところがあったのですが、次のQ&Aがそれを考え直すきっかけを与えてくれました。 oshiete.goo.ne.jp 非処女の女性に対する価値の低迷は、「貞操観念の低さ」や「判断力の低さ」つまりは時流や周…

「おもしろさ」や「魅力」を探し求めて息切れしてませんか

「あなたのことが好きですよ」 「あなたから独立していますよ」 この両者のバランスがとれている状態が、いかなる人間関係においても快適さに直結していると最近感じる。ともすると私は「おもしろさ」「魅力」といったものにとらわれて、勝手に息苦しくなっ…

勉強をする理由ではなく勉強で感じられる意味を――学歴社会と学歴文化をうまく生き抜くために――

www.ikemenmusuko.net ta-nishi.hatenablog.com 問題とするところが「学歴社会そのもの」なのか、「学歴社会を内在化させた結果苦しむ個人」なのかはきちんと分けて考えといて~*1、というのはとりあえず突っ込ませていただくとして。 学歴文化、あるいは学…

自己実現の手段としての性風俗産業に対して思うこと

経済的な事情とは関係なしに、自己実現の手段として性風俗産業の世界に入るということ。ものすごいことだと思う。家族に裸を見せることすらためらう僕にとって、そんな風に自分のあられもない姿を全世界に向けて開くということは、少なくとも言い訳なしには…

店員にタメ口で話す人間や、新興宗教およびその信者を血眼で袋だたきにする様子に半ばあきれながら嘆息する。傍観者にすら息を継がせない猛獣の勢いで、ありったけの敵愾心と嫌悪感を振りかざすインターネットの住人たち。その過激な不寛容さには困惑する他…

西京極のプール、アクアリーナへ行った。スパワールドのようなレジャー施設ではなく、大会などでも使われる格調高い競泳用プールらしい。人生で初めて50mプールを見た。端から向こう側を見るとそこそこ遠く感じるが、感覚としては記憶の中にある25mプールと…

ドライカレーを作った。バカルディのホワイトラムを買っていたので使ってみた。ドライカレーはおいしいが、違いがよくわからない。まだ余っているからもう少し足してみるか。本当はフランベみたいなことをしてみたいが、手元にチャッカマンがないし、コンロ…

ドイツ語の単語集が届いた。ちょいちょいめくってみようと思う。この単語集と同時に注文して1週間ほど早く届いたドストエフスキーの『罪と罰』の英語版はすでに読み出している。まだ数ページしか進んでいない。スピードにこだわらず、味わって読んでいきたい…

おばあちゃんがまた入院した

半月ほど前に退院した後、肝臓の数値がまた上がって再入院する流れとなった。今回はより精密な検査を実施したようで、おそらく入院期間はより長くなると思われる。そしてその間ぼくはまたひとりぐらしをすることになる。日々自由であり、家事雑事でさえ楽し…

継続的努力のためにロールモデルを探せ

タイトルで話の99%が終わってしまった。続きは勉強関連にトピックを絞ってだらだら書いてます。