なにもわかっていない

院試ゼミなるものをやった。要するに自分はなにもわかっていない、なにも覚えていないということがわかり、その事実を源泉とする焦りの気持ちがでた。普段から何かと焦りはあって、なかなか心に余裕がないのだが、その焦りの度合いが増した。いよいよ退っ引きならないところまできた。ただ、いっしょにやってくれる仲間がいれば、少しでもその助けになりたいとか、みんなで頑張るんだという気持ちも沸き起こってきたりして、それはもはや孤独な闘いではなくなる。院試突破という遠い1点と、いま現在の点とを結んだ直線上に、できる限り各回でメンバーに迷惑をかけないよう努めるとか、いい感じの解法を見せてみるとか、下手な解法を直してもらうとか、そういう具体的な課題が立ち上がってくる。うまくいかなかったら……まあそれはあまり考えないようにする。やっていくしかない。

 

孤軍奮闘、四面楚歌の心境でやっていくことはもう疲れた。脳を社会的に使ってやらないと、脳の全体が機能不全に陥る。

 

いずれにせよ期間の定まった闘いであるというのが救いか。解法は思いつかず、終わったら免許取ろうとか、旅行に行こうとか、慰安の方法ばかり思いつく。のんきなものですね。

 

恋人とは一体いかにして得るものなのか、改めて問うてみると結構難しい。恋愛にしてみても、なにもわかっていないことがわかる。ぼくは恋愛対象とて所詮人間、されど人間と思って、友達を作るようにして作るというものだと心得ているが、人によって、また求めるものによって、戦略は随分違ってくるので、まずはなにが欲しいのかをよく分析しながら動いてみることなのかなあと無責任に思う。

 

昼からやってる居酒屋でそう語ったら「ムカつく」「お前は殴りたい顔をしている」と言われてボコボコにどつき倒されて、串カツのソースに3回くらい頭を突っ込んでいました。二度漬け禁止やのに。

 

そこやないやろという意見もあります。