詩を書きたかっただけやねん

詩を書いた。詩をやっと書けた。詩を痛々しいと思ってはいけない。詩はすばらしい。詩は自由にしてくれる。

 

なんかさ、詩ってバカにされるイメージあるやん。それって自分がそう思ってるからちゃうんという指摘がきそうやけど、ちゃうねん。自分は詩を書くことのよさを、効能をしってんねん。知ってるんやけど、書こうとすると手がとまんねん。書いた瞬間に消してしまうねん。書いてもすぐ、

「もうダメ」

「これもダメ」

「これもあかん」

って、ぼくの中の詩人と編集者とで全然詩に対する思いがちがってんねん。

 

ぼく、詩を書きたいだけやのに。

 

詩人は前向きに、

「ぼくは思ったことを書くぞ」

って意気込んでるんやけど、編集者が、

「そんなんでは世の中通用せん」

って否定してくんねん。

 

ぼく、詩を書きたかっただけやのに。