このごろ自分は自分をかわいいと思うようになってきた。
自分自身を性的対象として消費しうるとか、顔かたちがよい*1とか、そういう自己陶酔の話とは少しちがう。
過去の自分を見て、ねぎらいたいとか慈しみたいと思う気持ちだ。
こういう気持ちが芽生えだしたのはおそらく高校時代からで、はじめのうちはそれでも気恥ずかしさのほうが勝って頭をよぎるやいなや振り落としたものだったけど、いまの過去の自分への愛情はもっと堅固でまっすぐだ。
過去の自分への愛情を感じるとき、苦しかった時代を意識していることが多い。
そして、その苦しい時代を耐え抜いた自分に報いるような人生にしなければならないなあ、とぼんやり考える。
*1:僕は中肉中背・猫背・二重あごです