決戦の日が近づいている。図書館の閉館にも負けず、慣れぬ街中へ繰り出し、1杯のコーヒーでファストフード店に張り付き、何時間も本と向き合う。とはいえ、さすがに空腹には勝てず、すいた胃のスペースを使って店側の迷惑を酌むなどして、実際には2時間ほどで一時撤退して昼食、夕食を求めてさまよう。学生らしくラーメン、牛丼をかきこむ。


授業の難解さ愚痴って、それを聞き流してくれる同志がいれば、文句ばかり言ってもつまらないと気づかせてくれる同志もいる。ストレスフルなたたかいは早く終わってほしいと言うが、終わってしまえば「ひとつの目標に向かってみんなでがんばる」ときに感じるあの快い一体感(かばおくんAA)も雲散霧消してしまうのではないかという憂いもある。