生徒ゲットのチャンスだった体験授業が手応えがあったのにもかかわらず落ちたので、すごく行きたくなかったけど塾へ行った。いつもは1400ぐらいに行くのが習慣だったが、今日はだいぶぐずぐずして、結局向こうへは16時についた。
そしたら事務の人に
「体験授業につきましては、お子様は乗り気だったようだったのですが、お父様のほうがもう少し他の塾と比較検討されたいということで……。これにめげずに次あったときはがんばってください」
とフォローされた。
「ありがとうございます、実はあのあと相当へこんでたんですが、もしまたチャンスをいただけるようでしたらがんばります」
と返事しようとしたが、塾の電話が鳴り響いてかなわなかった。
でもよかった。生徒に対しての印象はあんまり悪くはなかったわけだな。もしかするとこれは事務員の気遣いかも知れないが、それでもぼくの気が少し晴れたのは確か。あの場に親御さんがいてぼくの授業を見ていたわけじゃなかったし「あの先生の授業がダメやからやめときます」という宣告をされたわけではない。
それでも何のために塾にいるんだろうな、という感覚は容易に断ち切れない。いや、実際に役に立っていないのだが、役に立てるように努力するにしても、どうもがけばいいのやら。本当に役に立てる日がくるんだろうかな。やめてしまおうかな。
感情にまかせてうだうだ言うのではなく、真剣にメリットとデメリット、自分の能力と今後の展望をしっかり分析・検討して進退を決すべきときが近づいているのかもしれない。
やめるのか、やめないのか。
はっきり言うたらどうや。